Past
Sigmar Polke
シグマール・ポルケ
Sigmar Polke
1994年7月1日(金) - 8月10日(水)
Room 1
ボイスの亡き後、リヒター、キーファーと友にドイツの現代美術のみならず、世界的に代表される作家であるジグマール・ポルケの展覧会です。ポルケは1941年にポーランドに生まれ、1953年にドイツのデュッセルドルフに移り住み、1961年より67年までデュッセルドルフ芸術アカデミーで学んでいます。アメリカン・ポップ・アートからの影響・批判、そして社会主義リアリズムへの批判より、印刷物の網点を用いたドット絵画、プリント生地に描いた布地絵画等、写真をコンセプトの核として、絵画制作(具象)を行いつつ、また色彩の錬金術師さながらの、化学塗料、素材を用いた不断に変化をし続ける物質的な側面に生じる異次元(抽象)の様式は、絵画のもつ神秘性の復権をはたそうとしているといわれています。
初期、67年のドローイング(水彩)から、プリント布地を用いた油彩、版画、写真作品等、約11点の作品で構成いたします。
又、気鋭の評論家、市原研太郎氏の著作、前作『ゲルハルト・リヒター』に続く、『ジグマール・ポルケ=理念なき崇高=』を発刊。
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