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ゲルハルト・リヒター

1932年ドレスデン(旧東ドイツ)生れ。ケルン在住。東ドイツで美術教育を受けたが、西ドイツ旅行中に出会った抽象表現主義に強い影響を受け、ベルリンの壁ができる半年前にデュッセルドルフへ移住。1962年、新聞の写真を元にした油彩(机)に作品番号1をつけ発表。以後作品に番号をつけている。1964年にはミュンヘンとデュッセルドルフでの初の個展、1972年ヴェネチア・ビエンナーレを皮切りに国際展に多数出品。1997年、第47回ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、日本において同年、高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。日本では2005年に金沢21世紀美術館と川村記念美術館で大規模な回顧展を開催。近年は、ポートレート作品だけの展覧会、写真に油彩やエナメルで描いた作品だけの展覧会を開催するなど、絵画の可能性を追求する多面的な活動が注目を集め続けている。2011年10月、テート美術館で回顧展を開催予定。

サイ・トゥオンブリー
1928年、バージニア州レキシントン(アメリカ)生れ。同地およびローマ在住。ペインティングとドローイングの境界を曖昧にするような、カリグラフィー風の大型作品で知られている。アメリカで美術教育を受け、1950年代半ば、同じくNYで活動していたロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズらとともにその名を知られるようになる。1959年イタリアに移住。1968年、ミルウォーキー・アート・センターで最初の回顧展を開催。その後大規模な回顧展がヨーロッパ各地で開催される。1995年、ヒューストンの美術館メニル・コレクションにサイ・トゥオンブリー・ギャラリーがオープン。近年では、2009年、シカゴ美術館で “Cy Twombly: The Natural World, Selected Works 2000-2007″、ウィーン・ルードヴィヒ財団近代美術館で”Sensations of the Moment”が開催。2010年3月、ルーブル美術館のために描いた大天井画が公開されるとともに、芸術文化勲章のシュヴァリエが授与された。