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ミリアム・カーン
Miriam Cahn
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ミリアム・カーン Miriam Cahn
1949年、スイス生まれ。バーゼルとベルゲルを拠点に活動。
1970年代からハプニングやフェミニズム・ムーブメントに影響を受け、ドローイングのパフォーマンスで活動を開始して以来、写真、ペインティング、ドローイングなど、様々なメディアを横断して作品を展開している。カーンの作品は、アイデンティティーや戦争、核問題などの具体的な社会問題に正面から向き合う強いテーマ性を持ちながも、たぐいまれな色使いが独特の雰囲気を醸し、幾重にも重ねられた筆使いや背景に溶け込むような輪郭には高い抽象性を備える。
作品の収蔵先はTate Gallery (ロンドン)、Museum of Modern Art of New York (USA)、Kunsthalle of Basel (スイス)、Kunstmuseum Bonn (ドイツ)、国立国際美術館(大阪)など。1982年のDocumenta 7に参加し、1984年にはヴェニス・ビエンナーレのスイス館代表として出品した。現在も毎年ヨーロッパ各地で展覧会が開催されている。