for four hands
conducted by 神谷 幸江
このたび、2006年9月12日(火)より当画廊におきまして、神谷幸江(ニューミュージアム・オブ・コンテンポラリーアート、ニューヨーク、アジャンクト・キュレータ)セレクションによる、アムステルダム出身、ガブリエル・レスターとニューヨーク出身、ジョーダン・ウォルフソンによる二人展を開催する運びとなりました。
既に国際展を経験している二人ながら日本で初めての発表となる本展は、1台のピアノを共有して演奏する「四手(four-hands)連弾」になぞらえ、一人の「音」にもう一人の「映像」を組み合わせ、展示構成するコラボレーションとなります。二人の作品が奏でる空間の旋律を、2部屋4作品のインスタレーションでご紹介いたします。
Gabriel Lester ガブリエル・レスター
1972年アムステルダム生れ、ブリュッセル在住。 URL: http://www.gabriellester.com/enter.html
2000年ライクスアカデミー卒業後、ヨーロッパを中心に個展/グループ展を数多く経験し、昨年はISCP(NY)のレジデンスプログラムに参加。2005年ヨーテボリ・ビエンナーレ(スウェーデン)においては、ニューヨーク・パブリックライブラリーの協力の得て、1899~1929年の無声映画の音楽をリサーチ、編曲し、ピアニストを招いて再現するというパフォーマンスを行った。今年は釜山ビエンナーレ(韓国)の参加も決定。
Jordan Wolfson ジョーダン・ウォルフソン
1980年ニューヨーク生れ、ニューヨーク・ベルリン在住。 URL: http://www.jordanwolfson.org/
アメリカ、ストックホルム、ベルリンという様々な地域での活動(アートスクール、レジデンス)を経て、2006年ホイットニー・バイエニアルでは、チャップリン映画を元にした手話による無声16mm作品を出品し注目を集める。また、24時間限定のプロジェクトのキュレーションを努めるなど、多方面で活躍の場を広げている。今後はブカレスト・ビエンナーレ(ルーマニア)やサーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)でのグリープ展を予定。