竹岡 雄二Yuji Takeoka
biography
1946年京都生まれ、ドイツ・デュッセルドルフ在住。自らの作品を「(もの)を置くことによって作られる空間」とし、その見え方を追求しながら多様な素材をもちいた「台座」彫刻の制作を続けている。空間そのものを作品とみなすことで、展示そのものや鑑賞体験自体を視覚的に表現して空間の認識と身体的な感覚の輪舞を際立たせ、ミニマルな作品に多重的な見え方の構造を存在させている。各展覧会では自らの既存作を新旧交えて組み替えながら配置し、空間と作品とが緻密に干渉しあう精度の高いインスタレーション展示を作り上げている。1992年のドクメンタ9への参加によって国際的な注目を浴び、続く1997年にシュツットガルトやヴェストファーレンのクンストフェラインで大規模な個展を開催した。欧州を中心に主要美術館で個展が開催され、日本では2016年に大阪国立国際美術館、埼玉近代美術館、遠山美術館の3館で大規模な回顧展が開催されている。Photograph by Heidemarie Brassat
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