ゲルハルト・リヒターGerhard Richter
biography
1932年ドレスデン生まれ。ケルン在住。イメージの成立条件を問いながら、人がものを見て認識するという原理に一貫して取り組み続けている。
東ドイツで美術教育を受けたが、西ドイツ旅行中に出会った抽象表現主義に強い影響を受け、ベルリンの壁ができる半年前に西ドイツへ移住。デュッセルドルフ芸術アカデミーで学んだ後、コンラート・フィッシャーやジグマー・ポルケらと「資本主義リアリズム」運動を展開。1964年にミュンヘンとデュッセルドルフで初の個展を開催し、1972年のヴェネチア・ビエンナーレを皮切りに、ドクメンタ(5、7、8、9、10)等、多数の国際展に参加。1997年、第47回ヴェニス・ビエンナーレ金獅子賞を受賞。これまでに世界のトップミュージアムで多くの個展が開催され、主な会場にはポンピドゥー・センター(パリ、1977年)、テート・ギャラリー(ロンドン、1991年)、ニューヨーク近代美術館(2002年)、テート・モダン(ロンドン、2011年)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク、2020年)など。国内の活動としては、2016年に初のパーマネントスペースを瀬戸内海の愛媛県にある豊島(とよしま)にオープン。2022年には国立近代美術館と豊田市美術館を巡回した大規模な回顧展が行われ、東京会場では自身が展示構成を行った。
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