横溝 静Shizuka Yokomizo
biography
1966年東京生まれ、ロンドン在住。中央大学で哲学を専攻した後、ロンドン大学大学院でファインアートを専攻。写真やビデオカメラを用いながら、自己の存在と世界/他者の関係性をめぐる作品を制作している。一見するとシンプルなポートレイト作品に見える横溝の作品の真の被写体は、被写体と作家自身との関係性や距離、虚構と現実の間に横たわる溝、人間とイメージとの関係や、写真という媒体が成立する構成条件そのものなど、常に不可視の要素であり、人物はたんにそれら真の被写体を指し示す道標の役割を果たしている。これまでベニスビエンナーレ、テイト・モダン、PS1、ローマ現代美術館、サンフランシスコ近代美術館、シカゴ現代美術館など数多くの展覧会に参加。国内では東京都写真美術館、金沢21世紀美術館、国立国際美術館、森美術館、写真美術館などで展覧会が行われている。
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